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西蔵自治区は中国西南部にあり、東は四川省、雲南省、北は青海省、新疆自治区と接します。また、国境を挟んで西はインド、南はネパール、ブータン、インド、ミャンマーです。人口は中国で最も少ない300万人であるのに対し、面積は中国で2番目に大きい1,228,400平方キロメートル(日本の3倍)です。このため人口密度は中国で最も低くなっています。
中国で漢族の比率が最も低い少数民族地域で、人口の9割以上を蔵族(チベット族)が占めます。ほとんどが標高4,000メートル以上の高原地帯で、ネパールとの国境には世界最高峰のエベレストがあります。
荒れ地が多く少数民族が小規模農業、牧畜を行う貧困地域ですが、近年は観光業に力が入れられています。首府のラサ市内には世界遺産のポタラ宮があり、世界各国からの観光客で賑わっています。2006年に開通した青蔵鉄道も新たな観光資源となっています。
西蔵自治区内の大学はラサ市にある西藏大学だけです。この大学で留学生が学べるのはチベット語やチベット文化だけであるため、中国語を学ぶ外国人が留学することはできません。
(ラサ市城関区)